秋〜冬はとても空気が乾燥しやすい季節です。お肌に良い湿度は60%と言われていますが、秋〜冬にかけて外気の湿度は最低10%台〜最高でも50%台の日 が多いです。また寒くなるとどこに行ってもエアコンやヒーターなどの使用されており、室内湿度は平均20%のところが多くなります。寒い季節は汗や皮脂の 分泌が減少しがちで、お肌の天然保湿クリーム(皮脂膜)が十分になく皮脂膜のバリア機能が低下してお肌のコンディションも低下してしまいます。寒い冬は、 熱い湯のお風呂に入りがちですが、お湯の温度が高いとかゆみが発生したり角質層を傷つけてしまいます。また、石鹸やボディーソープの使いすぎで皮膚の脂を 落としすぎていたり、ナイロンタオルでこすりすぎると摩擦で角層が痛みます。そして、皮膚が乾燥して、粉が吹く(白い細かいフケ状のもの「落屑(らくせつ)」といいます)状態を皮脂欠乏症(乾皮症)といいます。皮脂欠乏症が悪化すると、炎症を伴う皮脂欠乏性湿疹になってしまうことがありますので、早めに しっかりと保湿や乾燥対策するように心がけるようにして下さい。①エアコンを付ける時は、温度を低めに設定すること。加湿器を使用する。②スキンケアは顔 も体もしっかりと保湿を行う。紫外線対策をしっかりと行う。③入浴時はぬるめのお湯で長い入浴は避ける。過度に石鹸を使用せずナイロンタオルでこすらない。入浴後はすぐにしっかりと保湿する。